2本のピンを有するスパイク
专利摘要:
本発明は、ホルダー部及びホルダー部から突出する少なくとも2つの貫通部を持つ、輸液装置の切除デバイスに関する。最短の突出貫通部は液体流路を備え、最長の突出貫通部は少なくとも空気流路を備える。全ての貫通部は相互に隣接してかつ平行に配列される。貫通部は公称断面積を持つシャフトを有する。さらに、液体流路の内側断面積は、少なくともシャフトの領域において、貫通部の最大公称断面積の少なくとも60%である。本発明において、ストッパを安全に穿孔できるようにし、かつ標準的寸法を維持しながらかなりの量の液体流量を保証する切除デバイスが開発される。 公开号:JP2011506006A 申请号:JP2010538395 申请日:2008-12-04 公开日:2011-03-03 发明作者:カリツキ,アンドレアス 申请人:バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト; IPC主号:A61M5-162
专利说明:
[0001] 本発明は、ホルダー部及びホルダー部から異なる長さで突出する少なくとも2つの貫通部を持つ、輸液装置の切除( removal )デバイスに関する。最短の突出貫通部は液体流路を備え、最長の突出貫通部は少なくとも空気流路を備える。] [0002] 輸液速度は、輸液ボトルから切除デバイスを介して滴下室の中への体積流量によって制限される。輸液ボトルはストッパによって閉鎖される。構造部品の寸法は、ストッパが切除デバイスによって安全に穿孔される規格に準拠する。] [0003] 切除デバイスは欧州特許第1,652,544−A1号により知られている。この装置は同軸に配列された2つの貫通部を備え、内側の貫通部は空気流路を備え、外側の貫通部は2つの容器から供給を受ける液体流路を備える。液体の体積流量は外側貫通部の断面積によって制限される。断面積はストッパの形状によって画定される。切除デバイスが挿入されるときストッパが壊れてストッパの一部が輸液ボトルの中へ落ちる危険がある。] 発明が解決しようとする課題 [0004] 本発明が対処する問題は、ストッパを安全に穿孔し、標準的寸法を維持しながら液体のかなりの量の体積流量を保証する切除デバイスを開発することである。] 課題を解決するための手段 [0005] この問題は主請求項の特徴によって解決される。このために、 全ての貫通部が相互に隣接してかつ平行に配列され、 全ての貫通部が公称断面積を持つシャフトを有し、 液体流路の内側断面積が、少なくとも前記シャフト(42)の領域において、前記貫通部の最大公称断面積の少なくとも60%である。] [0006] 本発明のさらなる詳細は、従属請求項及び図解される実施形態の以下の説明から明らかになる。] 図面の簡単な説明 [0007] 図1は、ストッパ及び切除デバイスと共に輸液ボトルを断面図で示す。 図2は、図1の切除デバイスの平面図である。 図3は、図1の切除デバイスの断面図である。 図4は、2つの液体流路及び1つの空気流路を持つ組立て済みの切除デバイスである。 図5は、図4の平面図である。 図6は、ストッパが変形された切除デバイスである。 図7は、大きい液体体積流量用の切除デバイスである。 図8は、図7の平面図である。 図9は、図7の最長の突出貫通部の斜視図である。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9 実施例 [0008] 図1は、輸液装置(10)の部品として輸液ボトル(11)の縦断面図を示す。ストッパ(12)が輸液ボトルに挿入され、輸液セット(21)の切除デバイス(31)がストッパ(12)に係合されている。] 図1 [0009] 輸液の準備をする際、活性物質を含有する液体が充填された輸液ボトル(11)をまずストッパ(12)で閉鎖する。切除デバイス(31)でストッパ(12)を穿孔した後、ストッパ(12)を下に向けて輸液ボトル(11)を保持器に固定する。活性物質を含有する液体(5)は、重力によって切除デバイス(31)を介して滴下室(22)(例えば切除デバイス(31)に接続される)へ、さらに輸液管(23)へ流れ込むことができる。滴下室(22)を含まない設計も考えられる。この場合、活性物質を含有する液体(5)は、例えば10ml/秒以下の体積流量で輸液ボトル(11)から吸い出される。] [0010] 図1に示す輸液ボトル(11)は、例えばガラス瓶であり、例えばEN ISO 8356−1,Form Aに記述される設計のものである。この場合、例えば32mmのネック部開口を有する。この例示的実施形態において、上縁の内径は22.5mmである。] 図1 [0011] ストッパ(12)は、例えばEN ISO 8536−2,Form Aに準拠するゴムストッパである。嵌められていない状態で、ストッパは例えば30.8mmの外径及び12.2mmの高さを有する。挿入部(13)すなわち輸液ボトル(11)にはめ込まれるストッパ(12)の部分の直径は、非変形状態で23.6mmである。輸液ボトル(11)に向いた上面(14)に、ストッパ(12)は、例えば8mmの深さの凹部(15)を有し、前記凹部の底は13mmの直径を有する。ストッパ(12)は、その下面(16)(図3参照)に不連続補強リング(17)を有する。補強リングは下面(16)に投影される凹部(15)の投影面積を取り囲む。追加された補強リブ(18)が補強リング(17)の外に放射状に配列される。補強リブは、ストッパ(12)の搬送及び保管中にストッパ(12)が貼り付かないようにする。] 図3 [0012] 図1及び図2の平面図に示す例示的実施形態において、切除デバイス(31)はホルダー部(32)及び2つの貫通部(41、51)を備える。貫通部は、例えばホルダー部(32)に一体的に形成される。また、貫通部(41、51)をホルダー部(32)に嵌め込むか、またはその中に形成することができる。2つの貫通部(41、51)例えば貫通ピン(41、51)は、相互に隣接してかつ平行に配列される。図の右側に示す貫通ピン(41)(以後、短い貫通ピン(41)と呼ぶ)は、ホルダー部(32)から上向きに突出する例えば28mmの自由長さを有する。図の左側に示される長い貫通ピン(51)はホルダー部(32)から例えば43mm突出する。] 図1 図2 [0013] 例示的実施形態において、両方の貫通ピン(41、51)は5.6mmの最大外径を有する。貫通ピンは、各々ホルダー部(32)から突出し、例えば円筒形または円錐形のシャフト(42、52)及びホルダー部(32)から離れる向きの先端(43、53)を持つ。先端(43、53)への移行部において、それぞれのシャフト(42、52)は、例えば直径5.2mmの円形断面を有する。この断面(45、55)を以後、公称断面積(45、55)と呼ぶ。例えば図1において公称断面積を点線で示す。図2において、公称断面積は、例えば貫通ピン(41、51)の円周線によって画定される。先端(43、53)の上端からの公称断面積(45、55)の距離は、それぞれ、例えば13mmである。] 図1 図2 [0014] 短い貫通ピン(41)はホルダー部(32)を貫通する。貫通ピンは、一定の断面または上から下へ向かって広くなる断面を持つ長手方向の流路(46)を有する。例えば壁厚0.5mmの場合、この液体流路(46)の最大内側断面は貫通ピン(41)の公称断面積(45)の65%である。図1の上部に位置する液体流路(46)の入口(47)は円周面(44)の一部であり、例えば先端(43)に隣接する。] 図1 [0015] 長い貫通ピン(51)は長手方向の流路(61)を有する。流路は、ホルダー部(32)において、半径方向外向きに方向を変える。例えば公称断面積(55)領域において、この空気流路(61)は液体流路(46)と同じ内側断面積(66)を有する。ホルダー部にある入口(62)において、空気流路は、例えば半透過性膜(64)及び防菌エアフィルタ(65)を有する。図1の上部に位置する空気流路(61)の出口(63)は、円周面(54)の一部であり、例えば長い貫通ピン(51)の先端(53)に隣接する。] 図1 [0016] 輸液セット(21)を輸液ボトル(11)に接続する際、まず、切除デバイス(31)をストッパ(12)に当てる。この際、まず長い貫通ピン(51)が補強リング(17)によって画定されるストッパ(12)の穿孔可能領域に当接する。ストッパ(12)の中へ押し入れるとき、長い貫通ピン(51)の先端(53)はストッパ(12)の材料を切断して、脇に押しのける。この例示的実施形態において、長い貫通ピン(51)がストッパ(12)を貫通したらすぐに、短い貫通ピン(41)がストッパ(12)の穿孔可能領域(19)に当接する。さらに切除デバイス(31)を押し込むと、短い貫通ピン(41)もストッパ(12)を貫通する(図3)。この場合、貫通ピン(41、51)の公称断面積(45、55)によって穿孔されたストッパの面積は、ストッパ(12)の下面の投影面積の5.6%または穿孔可能領域(19)の面積の32%である。従って、この例示的実施形態において、液体流路(46)及び空気流路(61)の内側断面積(49、66)は、各々、穿孔可能領域(19)の投影面積の10.5%である。] 図3 [0017] 輸液ボトル(11)を吊るした後、短い貫通ピン(41)の先端(43)は、液体(5)の中へ例えば24mm突出し、長い貫通ピン(51)は、輸液ボトル(11)の中へ例えば39mm突出する。] [0018] 輸液の開始時、輸液ボトル(11)の中の液体(5)は重力によって液体流路(46)を介して滴下室(22)へ流入する。同時に、周囲(1)からの空気は、エアフィルタ(65)、膜(64)及び空気流路(61)を介して輸液ボトル(11)へ流入する。液体流路(46)の断面積が大きいため、また空気流路(61)からの空気供給が充分なため、大きい液体の体積流量が得られる。] [0019] また、貫通部(41、51)は異なる公称断面積(45、55)を持つこともできる。例えば、液体流路(46)を持つ貫通部(41)は、空気流路(61)を持つ貫通部(51)より大きい公称直径を持つ。少なくともシャフト(42)部分において、液体流路(46)の内側断面積(49)は、例えば2つの貫通部(41、51)のうち大きいほうの公称断面積(45、55)の少なくとも60%である。] [0020] 図4及び5は、切除デバイス(31)の別の例示的実施形態を、それぞれ断面図及び平面図で示す。短い貫通ピン(41)の構造は図1〜3を参照して説明したとおりである。長い貫通ピン(51)は空気流路(61)及び液体流路(56)を有し、2つの流路は相互に平行に配列される。液体流路(56)の入口(57)は、例えば14mm、空気流路(61)の出口(63)の下方にある。この液体流路(56)はホルダー部(32)を貫通し、その下端は、例えば短い貫通ピン(41)の液体流路(46)の下端と同じ高さにある。この例示的実施形態において、空気流路(61)は図1に示す空気流路(61)と同じ長さを有する。] 図1 図2 図3 図4 [0021] 図4及び5に示す例示的実施形態において、長い貫通ピン(51)の液体流路(56)及び空気流路(61)は同じ内側断面積(59、66)を有する。断面積は、各々、貫通部(41、51)の公称断面積の例えば35%である。従って、この例示的実施形態において、液体流路(46、56)の合計断面積は貫通ピン(41、51)の公称断面積(45、55)の100%である。] 図4 [0022] 空気流路(1)の断面は輸液の際特に重要ではないので、図に示す切除デバイス(31)は、図1〜3に示す形態に比べて液体の体積流量をさらに大きくすることができる。] 図1 図2 図3 [0023] 図6は、図4及び5の切除デバイス(31)及び変形されたストッパ(12)を通る断面図である。補強リング(17)及び補強リングによって囲まれる穿孔可能領域(19)は、眼鏡のような形状を持つ。また、ストッパの凹部(15)もこの形状を持つことができる。このストッパ(12)のほうが、穿孔されるとき、穿孔可能領域(19)が裂ける危険が小さい。図4及び5に示す貫通ピン(41、51)の寸法の場合、液体流路(46、56)の内側断面積(49、59)の合計は穿孔可能領域の面積の22%である。ストッパ(12)の下面(16)の投影面積に比べると、液体流路(46、56)の内側断面積(49、59)の合計はストッパ投影面積の3%である。] 図4 図6 [0024] 図7及び8は、切除デバイス(31)のさらに別の例を示す。短い貫通ピン(41)は図1及び4に示す貫通ピン(41)に一致する。長い貫通ピン(51)の長さは図4及び5に示す長い貫通ピン(51)の寸法に一致する。この例示的実施形態においても、長い貫通ピン(51)は空気流路(61)及び液体流路(56)を有する。] 図1 図4 図7 [0025] 液体流路(56)の断面(59)は、この例示的実施形態においては腎臓形である。液体流路は貫通ピン(41、51)の公称断面積(45、55)の42%を占める。従って、液体流路(41、51)の内側断面積(49、59)の合計は、例えば貫通ピン(41、51)の公称断面積(45、55)の107%である。] [0026] 空気流路(61)は例えば丸い断面を有する。この場合、この切除デバイス(31)の空気流路(61)の断面積(66)は公称断面積(45、55)の7%である。] [0027] 図9は図7及び8の長い貫通ピン(51)の斜視図であり、ホルダー部(32)を除く。空気出口(63)及び先端(53)は、この図において液体入口(57)を隠している。] 図7 図9 [0028] さらに液体流量を大きくするために3つまたはそれ以上の貫通部(41、51)の使用も考えられる。この場合、例えば、最長の貫通部(51)は空気流路(61)を有し、他の全ての貫通部(41)は、各々液体流路(46)を有する。ただし、全ての貫通部が液体流路(46、56)を持つように貫通部(41、51)を設計することもできる。この場合、最長の貫通部(51)はさらに空気流路(61)を備える。] [0029] 1 周囲 5液体 10輸液装置 11輸液ボトル 12ストッパ 13 挿入部 14 上面 15 凹部 16 下面 17補強リング 18補強リブ 19穿孔可能領域 21輸液セット 22滴下室 23輸液管 31切除デバイス、穿孔デバイス 32ホルダー部 41最短の突出貫通部、短い貫通部、貫通ピン、 42シャフト 43 先端 44円周面 45公称断面積 46長手方向の流路、液体流路 47 入口 48出口 49内側断面積 51 最長の突出貫通部、長い貫通部、貫通ピン 52 シャフト 53 先端 54 円周面 55 公称断面積 56 長手方向の流路、液体流路 57 入口 58 出口 59 内側断面積 61 長手方向の流路、空気流路 62 入口 63 出口 64 膜 65フィルタ、エアフィルタ 66 内側断面積]
权利要求:
請求項1 ホルダー部(32)と、前記ホルダー部から異なる長さで突出する少なくとも2つの貫通部(41、51)とを持つ、輸液装置(10)の切除デバイス(31)であって、最短の突出貫通部(41)は液体流路(46)を備え、最長の突出貫通部(51)は少なくとも空気流路(61)を備え、全ての貫通部(41、51)が相互に隣接してかつ平行に配列され、全ての貫通部(41、51)が公称断面積(45、55)を持つシャフトを有し、前記液体流路(46)の内側断面積(49)が、少なくとも前記シャフト(42)の領域において、前記貫通部(41、51)の最大公称断面積(45、55)の少なくとも60%であることを特徴とする、切除デバイス。 請求項2 前記貫通部(41、51)の前記公称断面積(45、55)が少なくともほぼ同じであることを特徴とする、請求項1に記載の切除デバイス(31)。 請求項3 前記液体流路(46)の内側断面積(49)が前記空気流路(61)の内側断面積(66)に一致することを特徴とする、請求項1に記載の切除デバイス(31)。 請求項4 少なくとも2つの液体流路(46、56)を備え、その内側断面積(49、59)の合計が1つの貫通部(41、51)の前記公称断面積(45、55)より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の切除デバイス(31)。 請求項5 最長の突出貫通部(51)がさらに液体流路(56)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の切除デバイス(31)。 請求項6 2つの前記液体流路(46、56)が異なる長さを有することを特徴とする、請求項3または4に記載の切除デバイス(31)。 請求項7 前記空気流路(61)がフィルタ(65)を有することを特徴とする、請求項1に記載の切除デバイス(31)。
类似技术:
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同族专利:
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